NGP素晴らしすぎるな

NGPは、命運を賭けていると言ってもいいと少なくとも感じた。

スペックに関してはあからさまに次期スマートフォンの上の更に上をいくものになっている。4コアとか完全に逝っちゃってるとしか思えない。デバイスGPSWifi、3G回線、3軸コンパス、3軸ジャイロ、3軸加速度、マイク、カメラ、背面カメラ、HDMIとなんでもあり。どう考えたって最強スペックすぎる。

でも最も何が一番素晴らしいかというと、スマートフォン寄りにならなかったことだと思う。具体的には、背面タッチパネルとアナログスティックを追求したこと。これは”ゲーム機”であるという事を強烈にアピールしたことになる。スマートフォンに迎合したのでは、こうはならない。そして何より新しい直感的なUIを手に入れた事によって、ゲームという枠を超え、次世代の情報端末になり得るかもしれない。

実際、最初に挙げたスペックやデバイスについては、2〜3年もすればデバイスのコストは下がり、どの端末でも標準的に搭載し追いつかれる。しかしスマートフォンが何より”電話”である束縛は逃れられない。そのため、余計なデバイスや載せることは困難だ。ボタンひとつ増やすことですらリスクになりえる。

3DSのようなギミックを優位性にすることもできるだろう。ただ、これもいくつかのスマートフォンでは既に実現されているし、それ自体が目新しいということもなく、既に目が疲れるなどの理由で大きなメリットにはならないきがしている。

UMDからフラッシュメディアで互換性を無くしたことも、結果としてはプラスに働くだろう。(回転メディアは壊れやすいし、サイズや大きさに影響する)

年末の発売は、若干の延期など波乱含みだろうが、織り込み済みでいいと思う。非常に楽しみだ。価格を野心的に2万5千円程度にしてくれば、マーケットの広がりも見えてくる。はっきり言ってハード面を見る限りの不安要素はなかった。

では不安はないのだろうか?

見た目
今日見たものが、最終的なものではないと思うが、もう少し洗練されるといいと思う

サービス
ソニーは内部抗争をやめ迅速に音楽や映画コンテンツを集約すべき。

ビジネス
3G回線を意識しているところを見ると小売には今後も厳しい状況が見えてくる。上手くやらないと反発に合うだろう。が!そこで妥協したらAppleが掻っ攫うだけだ。

NGPマーケット
ここまで素晴らしいハードを仕上げたのだから市場を開放して欲しい。